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マ
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マイクロネット
ネット番組などで、発局の放送をマイクロ回線を使って、受け局に同時に送出すること。発局は「マイクロ送り」といい、受け局は「マイクロ受け」という。
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毎分視聴率
機械式視聴率調査で、調査対象の標本世帯からオンラインで送られてきた視聴記録をもとに算出した1分ごとの視聴率。ビデオリサーチが発表している視聴率データの最小単位。
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前CM
番組オープニングの提供表示の直後に入るタイムCM枠のこと。「前枠CM」ともいう。
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マスター(master control room)
「マスター・コントロール・ルーム」の略。主調整室。番組の切り替えや送り出し、調整、監視などが行われ、緊急時のCM差し替えもマスターで処理する。放送はすべてマスターを経由してから、電波として送出される。
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マスターサンプル
調査標本を選ぶための事前調査。ビデオリサーチでは国勢調査の調査結果(世帯数)をもとに、統計学的方法によって調査エリアにおける調査地点を抽出し、テレビ所有台数や家族の人数、年齢、職業などをアンケートにより調べる。視聴率調査の標本抽出の際に用いる。
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まだら編成
デジタル放送の番組編成で、HDTVとSDTVが混在したまだら状の編成のこと。「マルチチャンネル編成」ともいう。たとえば、「野球中継」の後の同時間帯に、SDTV1チャンネルでは「ニュース」を、SDTV2チャンネルでは「野球中継の延長」を、SDTV3チャンネルでは「ショッピング番組」といった編成をすること。
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マルチアングル放送(multiangle)
1つの番組を様々な角度で撮影し、同時に放送すること。例えば、サッカー番組で、スタジアム全体・選手の控えベンチ・特定の選手など複数の映像を同じ放送局が同時に別チャンネル放送(SDTV3CH)で放送するようなことを指す。同じ試合を違う視点から視聴が可能という特徴がある。
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マルチチャンネル編成
→まだら編成
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マルチパス(multipath)
送信所や中継局から出た電波が建物や地形の障害で反射し、受信機器が複数の経路から同じ電波を受信してしまうこと。これにより受信した電波にノイズが生じることがあり、テレビ放送では画面上の映像が重なり合って表示される「ゴースト」が発生する。地上デジタル放送では、こうした電波障害が生じにくいとされる変調方式のOFDMを採用している。
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ミ
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見積もり
スポットセールスで、実際の時間取りに入らずに(正式発注せずに)投下金額に対してどのくらいの本数およびGRPなどが出せるかを、広告主や広告会社がテレビ局に前もって打診すること。
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ミニ枠
10分以下の短い番組。一社提供番組の場合が多い。その他には自局の見どころ案内など。「ミニ番組」とも呼ぶ。
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民放連
→日本民間放送連盟
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民放連放送基準(NAB Broadcasting Standards)
民放連が放送に関する民放共通の自主的な倫理基準として1951年に制定。この基準には、人権、児童・青少年への配慮や、CMの取り扱いなどの基準が定められている。多くの民放が自社の番組基準にこの放送基準の規定を取り入れている。
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メ
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メディア・プランニング(media planning)
広告計画の主要な構成要素の1つで、テレビを含む全媒体(ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、交通など)の中から、ターゲットに対して効果的かつ効率的な媒体を選択し、広告投下量ならびに期間配分の計画を立案すること。
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メディア・ミックス(media mix)
①広告主や広告会社が広告計画を立案する際に、広告メッセージのターゲットを前提として、広告が有効に到達し最大の効果を発揮するよう、媒体計画における各媒体の組み合わせを決定すること。
②「メディア・ミックス企画」の略。営業企画の1つで、テレビ局がテレビ以外の媒体(新聞・雑誌ほか)も組み合わせた広告出稿を提案するもの。各媒体のメリットを合体させ、相乗効果をねらって立案する。
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モ
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文字放送(teletext)
データ放送の一形態。「文字多重放送」「テレテキスト」ともいう。テレビ電波のすき間を使って文字や図形などの情報を静止画で放送するもの。文字放送の番組はニュース・天気予報・スポーツの結果・生活情報などが中心である。また本編を補完する字幕放送もある。
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持ち込み
①番組が外部で制作され搬入されること。通常、外注よりもさらに進んで、テレビ局はいっさい企画・制作に関与せず、単に搬入された完成素材をオン・エアするだけの放送形態を意味する。
②営業持ち込み。テレビ局で、提供社の見込みがあることを背景に、営業が編成に対して番組企画を提案すること。 -
モニターチェック
調査会社などが実際にオン・エアを見て、CM放送状況を確認すること。最近ではビデオ録画をしてチェックすることもある。
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