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ア
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空枠
広告主が決まっていないCM枠のこと。
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アスペクト比(aspect ratio)
画面や画像の横と縦の比率。「画角」「アスペクトレイシオ」ともいう。SDTVのアスペクト比は4:3、HDTVは16:9となっている。
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アップコンバート(Up Convert)
ある規格に基づいたビデオ信号を、より高水準規格のビデオ信号に変換すること。「アップコン」と略し、「U/C」と書くこともある。たとえば、SDTV信号をHDTV信号に変換すること。この場合、アップコンには画角の変換と有効走査線の増加が必要になる。
→ダウンコンバート -
アテレコ
外国映画や漫画などの声の吹き替え録音。「あてはめレコーディング」の略。アフレコをもじって作った言葉で、「あてレコ」とも書く。
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後CM
番組エンディングの提供表示の直前に入るタイムCM枠のこと。「後枠CM」ともいう。
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アド協
→日本アドバタイザーズ協会
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アフレコ(after recording)
映像を撮影した後で出来上がった画に合わせてセリフや解説、音楽など必要な音を録音すること。
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アンタイム(untime)
テレビCMの送出時刻が不確定であること。ワイドショーなどの生番組では、事前にCM送出時刻を確定せず、番組内容の進行に合わせて適宜サブが送出操作することが多い。
→フィックスタイム
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イ
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委託放送
テレビ局の放送設備(ハードウェア)と番組制作・編成(ソフトウェア)を、それぞれ別の主体が運営する放送制度。ハード運営主体を「受託放送事業者」、ソフト運営主体を「委託放送事業者」といい、後者は放送設備がなくても前者に送出を依頼して放送することができる。
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委託放送事業者
→委託放送
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一括
ネットタイムセールスでキー局がスポンサーから一括して料金を受け取り、ローカル局に、電波料、ネット費を配分すること。
→代配 -
1本単価
スポットCMの効率指標の1つで、発注金額を時間取りしたCM本数で割ったもの。視聴率よりもCMの露出頻度を重視した発注(深夜帯指定など)でよく用いられる。
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移動通知書
スポットCMで、CMの放送時間が当初の予定と異なるところへ移動したとき、その理由と移動先を広告主や広告会社に連絡するための書類。「移行表」「時間移動連絡表」などともいう。
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入中
「入り中継」の略。あるテレビ局が他の局の制作した番組、または番組の一部をマイクロ回線で受けて放送すること。通常はキー局への「上り」中継の意味で使われる場合が多い。
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インターレース(interlace)
テレビやディスプレイなどの画面表示方式の1つ。「飛び越し走査方式」ともいう。画面に画像を描く際に走査線を1本飛ばしに走査し、2回の走査で1回の画面表示を行なう方式。動画を表示する際にちらつきを抑えられる。
→プログレッシブ -
インフォマーシャル(infomercial)
「インフォメーション」と「コマーシャル」を合成した造語。商品告知にとどまらず、その使用法などの説明を加えたCMで、普通のCM(15秒程度)に比べ時間が長い(1分~30分)のが特徴。なお、スポット販売促進企画として、一定のスポット出稿を条件に、局が広告主のインフォマーシャルを制作する「インフォマーシャル企画」がある。
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ウ
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受け局
ネットワークで、発局から番組や素材を受ける局。「ネット局」ともいう。
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裏送り・裏受け
ネット番組放送で使用中のマイクロ回線とは別の回線を使って、番組や番宣素材などを受け送りすること。発局が受け局に送るのが「裏送り」、受け局が発局から受けるのが「裏受け」。また、受け局が時間違いで放送するために裏受けしたものをVTRに録画することを「裏録り」という。
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裏番組
ある番組からみて、それと同エリアで同時間に放送されている他局・他チャンネルの番組のこと。
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売り違い
1つのCM枠や企画を同時に複数の広告主にセールスしたとき、最初に購入決定を表明した広告主が購入権を得て、後から他の広告主が決定を出しても購入できないこと。また、売り違いを前提にセールスすることを「売り違い御免」「決定優先セールス」などという。
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エ
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営業持ち込み番組
広告主・広告会社企画番組のこと。番組のコンセプトや大枠はスポンサーの意向に沿っており、その番組収入は見込まれている。
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衛星放送
地上のテレビ局が、人工衛星を介して直接地上の家庭に向けて放送するサービス。各家庭はパラボラアンテナを使って放送波(衛星波)を受信する。放送衛星(BS)によるBS放送と通信衛星(CS)によるCS放送があるが、CSの出力増大とデジタル化による帯域圧縮によって両者の違いは少なくなっている。
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絵柄
スポットセールスで、タイム・テーブルに記入した実際の時間取りパターンのこと。
→スポット投入パターン -
エンコード/ デコード(encode / decode)
データを一定の規則に従って符号化(暗号化)することをエンコードという。エンコードを行うソフトウェアや機器をエンコーダ(encorder)という。デジタル放送の分野では、映像データをMPEG-2規格で圧縮することがこれにあたる。エンコードされたデータを元の映像に戻すこと(復号化)をデコード、そのためのソフトウェアや機器をデコーダ(decorder)といい、地上デジタル放送の受信機器はMPEG-2信号をビデオ信号に戻すデコーダを内蔵する。エンコード・デコードとも完了までに多少の計算時間がかかるため、地上デジタル放送ではオンエア画面に遅れ(ディレイ)が生じる。
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エンジニエアリングサービス(engineering service / ES)
放送の電波を利用して受信機器の内蔵ソフトウェアを更新し、機能のバージョンアップ、不具合の解消、ロゴの更新等を行うサービス。BSデジタル放送ではすでに行われており、地上デジタル放送でも実施されている。ユーザー側の操作は不要で、テレビやSTBの主電源を切らずにスタンバイにしている間などに自動的に行われる。
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エンド
番組のエンディングタイトルのこと。「終」とか「END」などの文字や制作著作局名が入る。また番組やVTRのエンディング部分を指すこともある。
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オ
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オーサリング(authoring)
文字や画像、音声、動画といったデータを編集して一本のコンテンツを作ること。一般には、複数のマルチメディア要素が一つのタイトルに編集・統合されたCD-ROMやDVDの製作を指すことが多いが、テレビ放送ではデータ放送のデータをBMLで作ることもオーサリングという。
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帯番組(stripped programming / multi-weekly program)
1週間または平日などに毎日、同時間に同一タイトルで放送されるレギュラー番組。「ベルト番組」ともいう。
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オプティマイザー(Optimizer)
一般的に最も効率的なメディア・プランニングを支援するコンピュータ・システムのこと。広告予算、広告のターゲットなどの条件を入力するだけで、最大の媒体到達をもたらすメディア・プランができる。データとして、テレビの視聴率や、新聞・雑誌の閲読率などが用いられている。
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親局
→キー局
→発局
→サテライト局 -
オンラインメータ
調査サンプル世帯と調査会社を電話回線で結んだオンラインシステムの測定機。βメータⅡと呼ばれている。
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